結婚して扶養に入らない3つのメリット

結婚をするなら夫の扶養に入る。一昔前であれば当たり前のことであったのかもしれませんね。

それが家庭にとってメリットがあったからです。しかし女性が男性と同じように働き、活躍する現在では扶養に入らない事のメリットもあるのです。

今回は扶養に入らない事によって生まれる3つのメリットを紹介したいと思います。

目次

社会保険に加入することのメリット

夫の扶養内であれば夫の支払う保険料によって妻は自分で社会保険料を支払う事はありませんよね。

別にお金を出さずとも保障されるのであれば扶養に入る方が良いのでは?と思うかもしれませんね。

妻が専業主婦、もしくは短時間のパートなどで収入が少ないのならば確かにその方が良いのです。

しかし夫と同じように正社員で働いている、もしくはパートでも十分な収入がある社会保険料を自分で支払っている人にもメリットはきちんとあり、

  • 年金額が増える
  • 夫が失業した時に備えられる

こういったメリットが考えられるので詳しく説明をしましょう。

年金額が増える

純粋に自分も、夫も個々に社会保険料を支払っているのですから当然年金を受け取る際の金額は夫の扶養に入っていた妻よりも額が多くなります

扶養内であると、自分で支払う事はないのですが老後の年金は国民年金の分のみで年金額は低くなるのです。

夫が失業した時に備えられる

万が一、夫が失業した場合。今までは働いていた会社が夫と妻の分を補助しつつ、支払っていたのですから無職になったとたん扶養に入っていた妻は個人で国民年金に加入して支払わなければなりません。

これは収入がなくても払わなければいけないということ。支払うために夫とともに新たに職を探す必要がでてくるかもしれません。

もしこういう夫の失業があったとしても扶養に入っていない場合は何の影響もないという事がメリットになりますよね。

健康保険に加入する事に対するメリット

夫の扶養に入っている妻は健康保険も夫の会社のものに加入することになりますよね。

会社側の負担によって安心して医療を受けることができるのでお得ではないか?と思われるかもしれませんが受給できるものに違いが出てくるのです。

  • 出産手当金
  • 傷病手当金

これが自分で健康保険料を支払っているとこれらの受給が可能になるのです。

出産をしたときや病気やケガで仕事ができなくなり、十分な給料を受けられなかった時に支給されるものです。

これらは健康保険組合に加入している本人にしか支払われないものですので、扶養内の妻がいくら出産をしたから、ケガをしたからといってこれは支給されるものではないのです。

単純に家庭収入が増えるメリット

扶養に入らない働き方をしているという事は単純に考えて毎月、十分なお給料をもらっているという事ですよね。

"二馬力"で家計を支えているということは家計に潤いをもたらしてくれます。

お金がすべてというわけではありませんが、お金があることによって満足できることの幅も広がるでしょう。

マイホーム資金、余暇の過ごし方、子供の教育資金、投資など様々ですがお金を様々な方向に回せるという選択肢が増えることもメリットだと言えますよね。

扶養に入る、入らないどちらがお得?

どちらがお得か?扶養に入るか入らないかそれぞれにメリットがありますので、これはあなたと家族次第ということになるでしょう。

生活の仕方、子供の育て方、老後の暮らし方のメリット、デメリットを総合的に判断して見なければわからない事です。

価値観は人それぞれ、家庭それぞれですからね。

現実的にまだまだ"妻""女親"の役目だと思われている事も実際多いのです。

普段の食事作りや掃除、病気の時の子供のお迎えや学校の参観など共働きにも関わらず、女性が引き受けている場面は多いのです。

こういった時にはどうするのか?役割分担を平等に夫と共に負担が偏らない働き方を決めていくと良いのかもしれませんね。

まとめ

夫の扶養に入らない時のメリットでしたがいかがでしたでしょうか?

しっかりと働くことによって家計が潤う事、将来に備えられることといった主にお金に関して大きなメリットがあるようですね。

パートナーとともに働き方の工夫をしていき、充実した家庭生活が送れると良いですね。

おすすめの記事