甘え上手で彼氏に愛される彼女がいる一方で、「彼氏にわがままを言って甘えてみたいな」と思っていてもなかなか言えない彼女がいます。
何故彼女は彼氏にわがままを言うことが出来ないのでしょうか。
わがままを言えない理由、わがままの種類、彼氏が許容出来ないアウトなわがままを見ていきます。
目次
彼氏にわがままを言えないのは何故?
彼氏にわがままを言えない彼女には、以下のような理由があると考えられます。
- 今まで家族にもわがままを言ったことがないため、わがままを言い出せない。
- 本当はわがままを言いたいが「自分はそんなキャラじゃない」と決め付けている。
- 「わがままを言うと嫌われるのでは…。」という気持ちがあって言い出せない。
- 彼氏がわがままばかり言うので自分も言うと収拾が付かなくなりそうで言えない。
- 以前付き合っていた彼氏と自分のわがままが原因で破局している。
それぞれの理由について見ていきます。
家族にもわがままを言ったことがないため、言い出せない
自分より下のきょうだいのいる長女の人に多い傾向がある理由です。
どうしてもきょうだいがいると、親は手がかかる年少の子どもの方にお世話の重点を置いてしまいがちになります。
そうなると、年長の子どもに「あなたはお姉ちゃんなのだから弟や妹の面倒を見ないといけない」、「お姉ちゃんはわがまま言わないよね」と言ってしまいがちです。
親が言わなくても、祖父母などの周りの人がそのように言うことがあります。
そう言われ続けた子どもは「お姉ちゃんなのだから我慢しないといけない」、わがままを言ってはいけない」と思うようになり、わがままを言いたくても我慢してしまいます。
結果、大人からは「手のかからない良い子」という評価を受けますが、大人になってから弊害が出る可能性が高くなります。
それが、わがままをはじめとした「自分の気持ちを伝えることが出来なくなる」ことで、言いたいことを言えずにストレスが溜まりやすくなってしまいます。
本当はわがままを言いたいが「自分はそんなキャラじゃない」と決め付けている
「明るい」、「社交的」、「小悪魔」、「天然」、「人見知り」、「短気」など、人にはそれぞれ性格やキャラクターがあります。
性格やキャラクターは、「自分がこうだと認識しているもの」と、「他者から認識されるもの」と2種類に分かれています。
この自分が認識している性格やキャラクターと他者から認識される性格やキャラクターには、しばしばギャップがあることがあります。
例えば、自分では「サバサバして細かいことは気にしない」という認識があっても他者から見ると「他人からされたことをネチネチといつまでも責め続ける」というかけ離れたギャップが生まれるのです。
例に出した彼女も、自分では「わがままを言うキャラクターじゃない」と認識しているかも知れませんが、彼氏を含めた他の人はそうは思っていないかも知れません。
キャラクターに縛られて本当はわがままを言いたいのに言えない状況ってしんどくないですか?
彼氏はあなたのわがままを待っているかも知れないですよ。
「わがままを言うと嫌われるのでは…。」という気持ちがあって言い出せない。
周りに気を遣いがちな彼女や遠距離恋愛中の彼女に多い理由です。
彼氏に負担をかけたくないという気持ちから、彼氏にわがままを言いづらいと感じているようです。
特に遠距離恋愛中ですと、常に会える訳ではないため、「会っているときは彼氏に楽しんでもらいたい・自分も楽しみたい」という気持ちが芽生えるのは自然なことでしょう。
その気持ちが強くなると、本当はわがままを言いたくても場の雰囲気が壊れてしまうのを恐れて、わがままを言い出せないようになってしまいます。
彼氏は楽しんで地元などに帰っていきますが、あなたはどうですか?
本当に楽しんだと言えますか?
しんどいと感じているなら、ちょっと彼氏との接し方を考えた方が良いのではないでしょうか。
彼氏がわがままばかり言うので自分も言うと収拾が付かなくなりそうで言えない
わがままな彼氏、いますよね。
そして、そのわがままな彼氏に甲斐甲斐しく付き添う彼女もいますよね。
端から見ると「お母さんと子ども」みたいです。
それで良いと思っているなら問題はありませんが、あまりにも彼氏がわがままばかり言うと、彼女もしんどさを感じるようになります。
ですが、わがままな彼氏に付き合う彼女は面倒見が良い人が多いため、しんどさを感じていても「仕方ない」や「逆に自分がわがままを言うと収拾が付かないかも」とわがままを言うことをはじめから放棄してしまいます。
さらに、このような彼氏は自分がわがままを言っている自覚がない場合が多いです。
ですので、指摘されて初めて自分がわがままを言っていたと気が付き、ショックを受けることも。
わがままを聞いてあげられる優しさも大事ですが、ときには突き放すのも優しさです。
その彼氏と長く付き合いたいと思うなら、尚更言ってあげた方が良いかも知れません。
以前付き合っていた彼氏と自分のわがままが原因で破局している
他の理由と違い、自分に非があって1度失敗しているパターンです。
もう同じ理由で失敗したくないという気持ちが当然あるため、今の彼氏にはわがままを言わないように気を付けている人が多いです。
気を付けているのは良いですが、わがままを言わないでおこうと我慢することは少なからずストレスになります。
ストレスの怖いところは、溜めすぎると爆発してしまうということです。
そして、自分が我慢していただけにも関わらず、「何で私ばかり我慢しないといけないのよ!」という不満が彼氏に向かってしまいます。
すべてのわがままが前の彼氏を怒らせてしまった訳ではないと思いますので、ちょっとのわがままは許してもらっても良いのではないでしょうか。
わがままにも種類がある?
わがままにはどのような種類があるのでしょうか。
- 彼氏にお願いするようなわがまま。
- 物理的に達成不可能な無茶苦茶なわがまま。
- 相手を疲れさせるわがまま。
ひとつずつ見ていきましょう。
彼氏にお願いするようなわがまま
例えば、「アイスクリームを買ってきて欲しい」とか「テーマパークに行きたい」などです。
わがままの中でも、聞いてくれやすく、可愛いなと思ってくれやすいわがままです。
物理的に不可能な無茶苦茶なわがまま
例えば「ホワイトクリスマスに憧れるからクリスマスの日に雪を降らせて欲しい」とか「休みがたくさん欲しいから祝日を増やして欲しい」などです。
自分ではどうしようもない、常識的に考えて実現出来ないため、冗談だと捉えられやすいわがままです。
でも、あまりにも言いすぎると彼氏を呆れさせて話を聞いてもらえなくこともあるので注意が必要です。
相手を疲れさせるようなわがまま
これが一番厄介ではないでしょうか。
例えば、あるカップルが喧嘩してしまったとして、彼女が彼氏に「謝ってくれないと浮気してやる!」と言いました。
はじめのうちは、謝りなだめていた彼氏も喧嘩する度に「浮気してやる!」と言われたら、だんだん疲れてきて話しをするのも嫌になってきます。
わがままの中でも、効き目も期待出来るがダメージも予想される「諸刃の剣」のようなわがままです。
根本にあるのは、「相手を試したい・気持ちを確かめたい」という気持ちで、必ずしも困らせるのが目的ではないようです。
あなたが言うわがままはどれでしたか?
彼氏も彼女に甘えられたいもの
「自分で何でも出来る完璧な女性」と「ちょっと頼りなくて助けてあげたくなる女性」。
どちらも良さはありますが、多くの男性が長く一緒にいたいと感じるのは、後者の女性のようです。
男性は、自分のことを頼り、甘えてくる女性をほっておくことは出来ず、むしろ頼りにして欲しいと感じるようで傾向があるとされています。
自分で何でも出来る完璧なない女性も、本当は「強い自分でありたい」と無理しているだけかも知れませんが、それは言わないと彼氏には伝わりません。
それを伝えないと、彼氏は「この人は自分がいなくてもひとりでやっていける」と判断してしまい、寂しさを感じると同時に気持ちが離れてしまうことも。
逆に、ちょっと頼りない女性は助けてあげたくなりますし、「この人は自分がいないとダメだな」と呆れつつもいとおしさも感じるようです。
自分のダメなところや弱いところを見せるのは、実は勇気がいることです。
人間は、強さも弱さもあるから魅力的に感じるのだと思います。
なかなかわがままを言い出せない人も、少し勇気を出してわがまま言ってみてはいかがでしょうか。
彼氏から「自分を頼ってくれている」と思ってもらえるかも知れませんよ。
彼氏が許容できないわがままとは?
では、我慢なんかせずにわがままを言いたい放題の方が良いのでしょうか。
現に「彼氏の愛情を確かめたいし感じたいから、わざと試すようなわがままを思うまま言っている」という彼女もいます。
前述した喧嘩する度に「浮気してやる!」というような彼女の例で見てみましょう。
彼女は本当に浮気する気はありませんが、彼氏を引くためにこのようなことを言っているのでしょう。
そして、彼女の思惑通り、彼氏が謝ってきたりして仲直りして一件落着です。
しかし、喧嘩する度・彼氏が自分のことを好きか不安になる度にこのようなことを言われたらどうなるのでしょうか。
相手を試すようなわがままは、だんだん彼氏にとって負担になってきます。
その結果、彼氏の気持ちが離れてしまうこともありますが、彼女には何故彼氏の気持ちが離れたのか理解出来ず、さらに相手を試すようなわがままを重ねていきます。
このように、「相手を試すようなわがまま」は、最初は「自分を心配してくれている・愛してくれている」という実感をもたらしますが、長続きせず、不安になります。
不安になると、さらに試すようなわがままを重ねます。
そして、相手が疲れ果て、気持ちが離れてしまい、誰もいなくなってしまう可能性が高いです。
冒頭の彼女もこのままだと悲しい結末を迎えてしまうかも知れませんので、気を付けた方が良いと言えるでしょう。
無理にわがままを試す必要もない
相手を疲れさせるようなわがままは、長続きしない可能性が高く、残されるのは「相手がしんどい」、「相手がわがままを聞いてくれなかった=愛してくれなかった」というマイナスの感情です。
長く付き合っていきたいのであれば、わがまま以外で愛情を確かめる・感じる方法をふたりで模索した方が良いのではないでしょうか。
まとめ
確かにわがままばかり言う人は敬遠される傾向があります。
ですが、彼氏にわがままを言ったり甘えたりするのを必要以上に我慢することは、自分の気持ちが伝わりにくい状況にしんどくなり、彼氏に不満を覚えます。
だけど、彼氏の気持ちは聞かないと分からないし、自分の気持ちだって言わないと伝わらないですよね。
それでもわがままを言うことに抵抗があるというのであれば、わがままを「気持ちを伝えるツール」のひとつだと考えてみてはいかがでしょうか。
話しベタな人がメールなどで気持ちを伝えやすくなったように、わがままを通じて「彼氏に甘える」というハードルを少し下げてみるのです。
そして、わがままを言うのがいけないのではなく、それを聞いてもらって「感謝しない」、あるいは「感謝の気持ちが伝わりにくい」のが問題ではないでしょうか。
わがままを聞いてもらったら「ありがとう」の気持ちと声かけを忘れず、ときには相手のわがままを聞いてあげる気持ちを忘れなければ、きっと良い関係を築くことが出来るでしょう。
少しだけ勇気を出して、頑張ってみて下さいね!