顔を合わせるたびになぜか喧嘩に発展してしまう。夫婦でいる意味が分からなくなり離婚という言葉が頭をよぎるかもしれません。
だからといって簡単に離婚はすべきものなのでしょうか?
金銭的な問題、子供の問題、そして自分が後悔しないかどうか等、離婚をする前に考えて置いて欲しいことはいくつもあるのです。
今回はそんな離婚について確認しておくべきことについてまとめてみました。
目次
離婚寸前の夫婦の特徴は?
もしかすると近々離婚するのではないかと考えられる夫婦間の関係には次のような特徴が表れ始めるようです。
喧嘩が多い
相手の一挙一動すべてが気に入らなくイライラとし始めケンカへと。
また、仲直りのない喧嘩は離婚寸前の最大の特徴ともいえるでしょう。
喧嘩するほど仲が良いとは言いますが喧嘩が"多い"といのは相手を嫌ってきているということではないでしょうか。
会話が減った
長年連れ添っていると特に会話が無くても大丈夫、元々会話が苦手な人であれば会話が少なくても夫婦関係が良好であることも考えられるので誰にでも当てはまる特徴とは言えないかもしれません。
ただし、おしゃべり好きな二人の間に会話が減ってきた…というならば少し危険信号なのかもしれませんね。
一緒に行動することがない
結婚当初は夫婦で旅行にショッピングと、常に一緒に行動を共にしていたのにいつの間にか単独行動へ…
家庭内でも別々の部屋で過ごす…といった時間が多いのも離婚寸前の夫婦に良くみられる特徴です。
仕事上の都合や性格などはありますがあきらかに"今までには無かった単独での行動""相手の行動がいちいち癇に障る"といった事が増えてくると少し離婚の危機を感じてくるのではないのでしょうか。
夫婦喧嘩で離婚しても後悔はしないのか?
「喧嘩別れ」というのは夫婦の間だけでなくどんな人間関係でも"後悔"が残るものです。
喧嘩したすぐは怒り沸騰で、清々したと思うものかもしれませんがこれが数年、数十年たったころには後悔が生まれてくるものなのです。
喧嘩の最中というのは理性的でなく、相手を攻撃することしか考えられませんよね。
そんな時に発した言葉や行動ほどあてになりません。
一時的な怒りに任せた別れはいずれ後悔するものなのです。
そうならないためにも可能な限り建設的な話し合いの中で決着をつけていきたいものですね。
夫婦喧嘩で離婚寸前でも仲直りは可能なのか?
けんかで離婚寸前!でも仲直りは可能です。
何度も離婚寸前、でもまた夫婦関係を続けていくという人もたくさんいらっしゃいます。
それは、"仲直り"というものが出来るから。
"ゆるす心"と"解決した問題は振り返らない"ということがあれば仲直りも可能なものなのです。
性格的に頑固である人であれば少々手こずるかもしれませんが、仲直りをしたら今までと同じように接することによって依然と同じように夫婦関係を続けていくことは可能だと思いますよ。
離婚を決意した相手を引き留められるのか?
離婚の引き留めはとても難しい問題だと思います。
引き留めるということは引き留めた方には未練があるということは明らかです。
そこに温度差が生まれるからです。
相手にまだ少しでも"未練"が残っているのであればすんなりと引き留めに応じてもらえるものであると思いますが、その引き留めた後の生活も決してラクではないものと思っておかなければなりません。
それは、一度離婚寸前までいった人と何もなかったように生活ができるか?という事。
きっとぎくしゃくとした生活が続くのではないでしょうか?
あっさりと気分を転換できる相手であれば問題はないかと思いますが、まずそんなあっけらかんとした相手であればそもそも離婚を決意するという事も初めからないのでは?と考えます。
よほどのことで離婚を決意していた相手ですから、引き留めるのであればそれからの生活の立て直しの事まで考えて引き留めるべきではないかと考えます。
離婚の前に別居するときの注意点は?
- 別居は期間を設ける
- 生活費用の問題
ちょっとした"冷却期間"としての別居をした方が良いでしょう。
頭を冷やすには、顔を合わせず自分の考えを落ち着かせるという点では良い策ともいえますが同居中に比べるとやはり話し合いの場が持てなくなるという事が生まれてきます。
誤解のある場合など本当は話し合いをすることによって解決することでも、別居という物理的な距離は精神的な距離もどんどん離れていくものです。
期間が長ければ長いほど距離は広がるものです。
そして、生活費の問題です。別居によって2倍の生活費がかかることはもちろんですよね。
例えばいくら別居中といっても家庭内での稼ぎ手が夫だけだった場合はきちんと妻に生活費を渡す義務もあるのです。
そういった費用の分担についても別居前に話合って確認をしておかなければいけないでしょう。
子供がいる場合の離婚の注意点は?
夫婦間に子供がいる場合、簡単に離婚というわけにはいきません。
- 親権
- 養育費
- 子供の心のケア
など子供の成長に大きく関わる事柄の問題があるからです。
実際、養育費をもらえないために三食まともに食事ができない、進学を断念せざるを得ない、また片親がいないということで不安定な気持ちになってしまう子など様々な事例もあります。
離婚は夫婦だけの問題でなく子供の健やかな成長にも大きく変化をもたらすものだということで十分に注意を払わなければいけませんね。
夫婦喧嘩を避ける方法はあったのか?
"夫婦喧嘩"は絶対的に悪いものとは限りません。自分とは別人格の人間が生活を共にしているのですから、不満が生まれるのも当然のことです。
"不満をため込まない"ために時には必要なものでもあります。
"激しすぎるもの"でなければある程度は仕方のないものかもしれませんね。
それが"離婚に繋がる夫婦喧嘩"にまで発展しなければいいのです。
そうならないためにも喧嘩になりそうと思ったら
"気分を落ち着かせるために一呼吸おく"
を心掛けましょう。そうすると喧嘩ではなく"建設的な話し合い"ができるようになります。
感情的になると相手をののしったひどい言葉を発したりと火に油を注ぎ合うようなことになりかねません。
そんな時に発した言葉というものは後々引きずることにもなり、それが離婚へと繋がることもあるのです。
まとめ
結婚と同様に離婚も紙切れ一枚で終わりというものではなく、他にもいろいろな問題が付随してくるということが理解できたのではないでしょうか。
離婚は長年築き上げたものに対して、きちんと責任をもって処理をしていかなければなりません。
一時的な感情による離婚で、お互いのためにもなることもあれば悪い事もあるのだということを良く考えてくださいね。