夫婦の寝室が別の場合のメリット・デメリットは?

既婚者のみなさんは夫婦で同じ部屋で寝ていますか?

新婚当初は一緒に寝るのが当たり前、パートナーへの不満があっても我慢していたと思います。

けれど、結婚生活も長くなると、いびきや寝相の悪さなど、パートナーと一緒に寝ることがだんだん苦痛になってきたという人もいるかもしれません。

実際、別室で寝ている夫婦も意外と多くいると聞きますが、別室で寝るメリットやデメリットなどをご紹介していきたいと思います。

目次

夫婦の寝室が別の場合のメリットは?

生活スタイルの違いに対応できる

仕事の勤務形態であったり、睡眠時間の違いで夫婦の就寝時間が違う場合でも、寝ているところを起こされたりせずにすみます。

特に子どもが産まれると、大人と子どもとの就寝時間の違いから、「夫」「妻と子」で部屋を分けることが多いようです。

いびきや寝相の悪さ、トイレに行く物音などに睡眠を邪魔されずにすむ

いびきや寝言などのどうしようもできない癖や、トイレに行く物音などで、一度目が覚めてしまうとなかなか寝付けないという人もいます。

睡眠を邪魔されるとかなりのストレスを感じると思いますが、寝室が別であればパートナーに安眠の邪魔をされることはなくなります。

部屋の温度設定やマットレスの硬さを好みにできる

暑さや寒さの感じ方は人によって違いますが、部屋が別だとエアコンの温度設定も自分に合う温度にすることができます。

マットレスの硬さや布団も自分の好みのものを使うことができます。

ひとりの時間を過ごすことができる

寝る前の時間を自分の好きなことに使うことができます。

本を読んだり、音楽を聞いたり、夜更かししても文句を言う人は誰もいません。

夫婦の寝室が別の場合のデメリットは?

夫婦間のコミュニケーションが減る

結婚生活が長くなると、普段の生活でもコミュニケーションやスキンシップは減っていきます。

一緒に寝ていれば自然とできることでも、別室だとスキンシップはもちろんのこと、寝る前のちょっとした会話もできなくなってしまいます。

別室で寝ていると「わざわざ誘うのもなんかな・・・」と思うようになってしまい、スキンシップの機会も減ってしまいます。

ケンカが長引く

ケンカをしてしまっても、同じ部屋や布団に入るタイミングで仲直りできたり、ふとした瞬間にスキンシップをとれたりして仲直りできることもあります。

しかし夫婦で別の寝室だと、ケンカをしたらその部屋にこもってしまい、仲直りのタイミングがなくなってしまいます。

お互いの健康管理ができない

寝ている間に呼吸が止まったり、眠りが浅いなど、寝ているときに気付く病気の兆候もあります。

パートナーからの指摘があって病院に行き、初めて病気であることを知ったということも多く、その病気の発見は夫婦別室で寝ているとなかなか気づくことができません。

コストがかかる

もちろんそれぞれの部屋が必要になるので、照明やカーテンなどの部屋の調度品、ベッドや布団などの寝具も別々に必要になります。

エアコンをつける季節には2台稼働させることになり、そのぶん電気代はより多くかかることになります。

夫婦別寝室の割合はどの位なの?

夫婦が別の寝室で寝ている割合は、年代が上がるごとに高くなっていく傾向にあります。

30代……同室72.8% 別室27.2%
40代……同室59.2% 別室38.8% 他2%
50代……同室62.1% 別室35.0% 他2.9%
60代……同室46.6% 別室49.5% 他3.9%

(参考URL http://suumo.jp/article/nandemorank/rank/renaikekkon/3323/

夫婦別寝室にしたい理由は?

新婚当初はスキンシップのためにも、また家の部屋数も余裕があるわけではなく、多くの夫婦が同室で寝ることが多いでしょう。

子どもが産まれたのをきっかけに、子どもの夜泣きや授乳で目が覚めてしまうから、寝室は妻と子どもしか寝るスペースがないから、といった理由で別室で寝るようになることがあります。

そして子どもが成長して各自の部屋で寝るようになっても、夫婦は別室のままということが多いようです。

一度部屋を分けてしまったら、あらためて同室にするのは抵抗があること、一人で寝ることの快適さに慣れてしまっていることで、なんとなくそのまま別室で寝る生活が続くようです。

また、寝ることに関しては、「スキンシップ」よりも「安定した睡眠環境を確保する」ことのほうが重要であり、精神安定上良いことだという考え方もあります。

別室で寝ている夫婦の妻側の意見としては

  • 夫の仕事の帰りが遅く、就寝時間も遅いが気にならない
  • お酒を飲んで帰ってきたときの夫の匂いやいびきに悩まされない
  • エアコンを自分の好きな温度設定にできる

などがあり、同室で寝ている夫婦の場合は妻が夫への不満を持っていることが多い傾向にあります。

夫婦の寝室が別だと離婚率が上がるの?

夫婦が別の寝室というのは日本では珍しくないのですが、海外の人から見ると「なぜ離婚しないのか?」と疑問に思うそうです。

「別寝室」はセックスレスの原因ともなり、セックスレスは離婚原因として認められていることから、夫婦別室は離婚の前段階という認識になります。

実際は、夫婦関係が悪いから別室で寝るという例は少数であり、別室であることが直接離婚率を上げているというわけではありません。

しかし、別室で寝ていることがきっかけで夫婦のコミュニケーションが減り、生活のすれ違いといった離婚原因の理由のひとつになることはあります。

逆に、別室で寝ることでストレスが減り、夫婦仲が良くなったという例もあります。

このように、寝室が別だからといって、必ずしも離婚率が上がるということはないと言えるでしょう。

まとめ

睡眠は、一日の疲れを取るとても大切な時間です。

できるだけリラックスして眠ることで、質の良い睡眠を確保したいものです。

しかし、夫婦が別室で寝るようになるとセックスレスにもなりがちで、セックスレスの解消はより困難になります。

一度寝室を分けてしまうと再度同じ部屋で寝るようにするのはなかなかきっかけがなく難しいので、睡眠の質をとるか、パートナーとのコミュニケーションをとるのかということも含めてよく考えましょう。

かつては仲良く寝ていたのですから、このまま一緒に寝たいと思うのであれば恥ずかしがらずに「一緒に寝たい」と言ってみてはいかがでしょうか?

パートナーもひそかにその言葉を待っているかもしれませんよ。

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