「ご近所トラブル」よく話題になる問題ですが他人事と思っていませんか?
実際に誰もが「まさか自分が…」と突然降りかかってくることも。
そんなご近所トラブルを起こさないためにもしっかり対策を見直していきましょう。
すでにトラブルが起きてしまった時には?円満に解決していくための対応も確認しておきましょう。
目次
近所のトラブルにはどんなものがあるの?
報道ではご近所トラブルから事件や事故にまで発展することもしばしばあるようです。
では、どのようなトラブルがあるのでしょうか?
- 騒音
- ゴミ
- 臭い
- 子供
- ペット
- 煙草
大まかに分類するとこのようになりますがそれぞれについて詳しくみていきましょう。
騒音
騒音は自分では感じていない音でも他人にとっては不快な音となることがあります。
例えば、家電製品(早朝の洗濯や掃除器)・楽器の演奏・大きな話し声といったものです。
普段何気ない足音でさえも階下に響くこともあります。
ゴミ
これは決められたゴミ出しの日以外にゴミを放置し、カラスや猫などに荒らされて一帯を不衛生にしてしまう事もありますし、敷地内に不要なゴミを溜め続けるいわゆる“ゴミ屋敷”といったものもあります。
どちらも衛生的に良い事ではありませんね。
煙、臭い
ゴミの臭いをあたりに漂わすこともありますが、以外に盲点なのが“バーべキュー”庭でのバーベキューは煙が発生しますよね。
住宅密集地ではよその洗濯物や布団に臭いが染みついてしまい苦情となります。
自宅の庭で知人を集めバーベキューをすると楽しいのですが騒ぎすぎてトラブルに発展することもあります。
子供
子供がトラブルの原因に?と不思議に思うかもしれませんが、集合住宅の苦情の多くは子供の足音が階下に響くという事があります。
ドタバタと走り回ったり、大きな音を立てて遊ぶとなかなかの騒音となります。
また、一軒家では自宅前の道路で遊び、「車に傷をつけられた」「いきなり飛び出してきてぶつかりそうになった」などといったいわゆる“道路族”といったトラブルもあります。
ペット
鳴き声や糞の始末などによってご近所トラブルとなります。
煙草
集合住宅でも戸建てでも、ベランダや庭で煙草を吸うと、たった小さな煙草の煙といっても風に流され、隣家に流れ込み不快な思いをさせる事があります。
煙草を吸わない人にとってはわずかな臭いも気になるものです。
ご近所トラブルといえども様々な原因がありますがどれもが相手を不快にさせることには違いありませんね。
しかも誰にでもあるような身近な事です、自分が逆の立場だったら?という事を想定してみると分かりやすいかもしれませんね。
騒音のトラブルはどうすればいい?
では、実際に騒音での苦情を言われた時にはどのような対策を取るといいのでしょうか。
具体例を示しましょう。
楽器、音楽による騒音
まず使用している時間帯や音量は適正ですか?深夜や早朝はいくら小さな音量でも避けるべきでしょう。
深夜や早朝にしか時間がないのであればヘッドホンなどをして、周囲に音が漏れない工夫をしましょう。
家電での騒音
特に集合住宅では洗濯機や掃除機といった音は壁を伝って周囲に振動を与えます。
夜間や早朝は避けるべきでしょう。
特に休日では朝もゆっくりスタートさせる人も多いでしょう。時間帯をずらすことが大切です。
テレビの音量も意外に外に漏れるものです。一度、外に出て音が漏れていないか確認をしてみるのもいいでしょう。
足音
床に敷く防音マットを敷くと足音が響きにくくなります。
ウレタンなどの素材でできているため衝撃を吸収し柔らかく、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭ではおなじみともなっています。
話し声
自分では小さな声でしゃべっていてもついつい大きな声になっていませんか?
子供に怒る声もワントーン下げてみましょう。
外での井戸端会議も出来るだけ短時間ですませてしまうようにしましょう。
子供のトラブルはどうすればいい?
ご近所トラブルに子供がかかわってきた場合どのような対策をしましょう。
まずは子供と共に原因を考え、謝罪をする事が大事です。
どうして迷惑になってしまうのかを子供も考えないとまた同じことを繰り返してしまうからです。
具体的な対策として、
音による苦情
なるべく家の中では走り回らないように指導をしたり、夕方以降は読書やお絵かきなど静かな遊びをするように導いてあげます。
特に、お友達が一緒に遊ぶ時はどうしても子供のテンションが上がってしまいます。
普段はしないような激しい遊びへエスカレートしないように大人が注意してあげましょう。
場合によっては公園や広場へ連れ出してあげることも必要です。
道路での遊び方についての苦情
最近は公園等の遊び場が少なく子供にとっては遊びづらい社会ですが、道路で遊んでいいという事ではありませんよね。
転がったボールを追いかけて道路に飛び出したり、ボールをよその車にぶつけたりといった危険がたくさんあります。
外で遊びたいのであれば、公園や小学校の校庭開放などを利用するようにしましょう。
子供はただ遊んでいるだけでそれが他人への迷惑となることは考えないでしょう。
これがどうして迷惑となるのか、他の人をどんな気持ちにさせるのか自分以外の人の気持ちに寄り添うという事を教えるいい機会にもなりますね。
ペットのトラブルはどうすればいい?
ペットトラブルの多くは鳴き声でしょう。
特に犬の場合、警戒心から吠えやすい犬種もいるでしょう。
この鳴き声というものは飼い主さんには気にならない程度のものでも、ペットのいないご家庭にとってはすごく気になってしょうがなくなることもあります。
病気で臥せっている人のいるご家庭もいるでしょうし、その精神的負担は計り知れません。
ちょっと吠えすぎる傾向のあるペットであればしつけをしっかり行いましょう。
しつけをすることで無駄吠えが減ります。
ご家庭でのしつけが難しい場合は、公共機関の主催する「しつけ教室」等もありますので利用してみましょう。
ペットを飼うのであればしつけまでしっかり行う事が飼い主の責任です。ペットは何も悪くないのですから…
家の前に駐車するのを止めてもらうには?
自宅前に駐車をされるのはとても不愉快ですよね。たまたま、一度だけという車であれば張り紙などをして注意をしておきます。
玄関前に「駐車禁止」の表示などをしておくと駐車する車も減るでしょう。
それでも駐車を続け困っている場合は“警察に通報”です。
適切な指導を行ってくれますし、車の持ち主との直接的なトラブルを避けることも出来ます。
きちんとナンバープレートをカメラなどで記録に残しておくとより効果的です。
近所の人から嫌がらせを受けた時は?
残念な事ですが、ご近所から嫌がらせを受けるという事も存在します。例えば、
- チャイムを鳴らし続け、応答すると無人である
- 誹謗中傷のチラシをご近所に投函される
- ありもしない噂話を言いふらされる
- ゴミを投げ込まれる
というような本当に迷惑な行為が実際におこっています。
こういうことをされたらまずは、監視カメラなどで抑制をしてみましょう。
行為をやめさせることにも繋がりますが、のちに大事な証拠ともなります。
証拠もなく、嫌がらせをした本人に抗議をしても相手が反論し、逆に「名誉棄損」などで訴えられても困りますからきちんと証拠を残すことは大切です。
それをしたうえで、警察や弁護士さんに相談をしてみましょう。
賃貸住宅での嫌がらせであれば管理している不動産会社に相談をします。不動産会社からアプローチをしてくれますよ。
近所のトラブルはどこに相談すればいい?
近所のトラブルは当事者間での話し合いだと水掛け論となり、何も解決しない、さらに問題をこじらせてしまうということも。
まず、このような第三者に相談をお勧めします。
- もよりの警察署や警察相談専用電話
- 生活トラブル相談センター
- 弁護士会
このような機関にまずは相談をしてみましょう。
近所トラブルを回避するにはどうすればいい?
余計な近所トラブルは避けたいとは誰もが思う事でしょう。誰もが快適に過ごしたいですよね。
そんな余計なトラブルに巻き込まれないためには、
「近所とのコミュニケーションを大切に」
しておくことが重要でしょう。
普段から自然な会話の中から「何か自分が迷惑な事をしていないか」などを聞き出しておくとトラブルになる前に対策もとりやすくなるでしょう。
それに「気を付けてくれているのだな」ということが相手方にも伝わり、良好な関係が作れるものだと思います。
困ったときはお互いに助け合う事もできますよ。
まとめ
ご近所トラブルは誰にでもあり得る身近な問題。トラブルがあったからと言って別の場所に住み替えるという事もなかなか難しい事ですよね。
ちょっとした考え方一つでトラブルを起こさないことも出来ます。
ご近所さんとの調和を大切に過ごしていきましょうね。